Steam Deckのデスクトップモードとは何か
Steam Deckが「ゲーム機」でありながら「PC」でもある所以が「デスクトップモード」だ。デスクトップモードの正体と使い方をまとめた。
公開日: 2022.12.22
Steam Deckには「ゲームモード」と「デスクトップモード」の二つのモードがある
ゲーム端末であるSteam Deckは、Steamのゲームをプレイするのに最適なUI表示(Steam UI)をするのが標準機能であるが、これとは別に、通常のPCと同じようにマウス操作を前提としてUIも用意されている。これが「デスクトップモード」である。
Steam Deckに搭載されているSteam OS 3.0はベースがArch Linuxで、Steam OSが搭載するデスクトップ環境(Linuxには同じOSでも複数のデスクトップUIを選ぶことが可能)は、Arch Linux版のKDE Plasmaを採用している。
つまり、Steam Deckでの「デスクトップモード」とは、KDE Plasmaのことと言っても過言ではない。
デスクトップモードになれば普通のPC
Steam Deckのデスクトップモードは、いわば「PCモード」であり、Windowsではないという点を除けば普通に仕事や作業で使えるマシンに変身する。
アプリの追加もLinuxのパッケージマネージャーであるflatpakが利用可能で、ブラウザやオフィススイート、画像・映像編集ソフトの追加も可能だ。
ただし、7インチというPC画面としては極端に小さく、キーボードを持たないSteam Deckでは、デスクトップモードに切り替えたからと言って、快適に作業が出来るとは言えないだろう。
デスクトップモードとして使うのであれば、USBハブや純正のドッキングステーションと、液晶ディスプレイ、キーボード、マウスを用意して使うのがベストだ。