Steam DeckでHDMI外部出力する方法
Steam DeckをHDMIで外部出力ができれば、テレビや液晶モニタに接続して据え置きゲームやデスクトップPCのように使うことが出来る。
更新日: 2022.12.22公開日: 2022.12.20
Steam Deck自体にはHDMIポートは搭載されていない
ゲーミングノートPCにはテレビやディスプレイへの映像外部出力のためにHDMIポートを搭載していることが多いが、ポータブル機器であるSteam DeckにはHDMIポートは搭載されていない。
Steam Deckに搭載された物理端子は外部機器との接続という意味では、USB type-Cポート一つとmicro SDカードスロットのみとなるため、USB type-Cを使うことになる。
Steam DeckでHDMI外部出力をする方法は二つ
Steam DeckのUSB type-CポートはDisplayPort 1.4(Altモード対応)のため、対応するUSBハブ、もしくは純正のドッキングステーションを使うことでHDMI外部出力が可能。
最も確実なのは純正のドッキングステーションだが、日本での価格が14,800円とかなり高額なため、MacBook Pro用などの汎用のHDMI外部出力付きUSBハブを使う方がコスパは高い。
なお、Steam Deckは、USBの入外部出力と本体の充電機能が排他仕様(1ポートで両用)になっているため、サードパーティのUSBハブでHDMI外部出力をする場合は、充電の観点からPD(Power Delivery)による電源入力端子も備えたUSBハブを選ぶのが実質必須である。
Steam Deckドッキングステーション
Steam Deckの純正アクセサリであるドッキングステーションを使うことで、HDMIとディスプレイポートでの外部出力を使うことが出来る。
なお、HDMIとディスプレイの両方を使ったデュアルディスプレイにも対応しているが、映像出力規格は「最大4k 60hz、または1440p 120hz」となっており、Steam Deck本体の「最大8K @60Hz または 4K @120Hz」と言う映像出力規格よりも性能が落ちる。
サードパーティのHDMI外部出力付きUSBハブ(USB type-C)
HDMI外部出力付きとPD充電ポートがあるUSBハブは、Amazonなどに無名の中華メーカーのものが格安でたくさん出品されているが、「ハズレを引かないため」そして「本体にダメージを与えるリスクを回避する」ために、大手サードパーティ製を選ぶのが良いだろう。
MacBookライクな見た目で、HDMIやPDポートだけでなくmicro SD/SDスロットも搭載する万能ハブ。
中華メーカーのUSBハブよりかは2,000円ほど値段は高くなるが、それでもSteam Deckの純正ドッキングステーションよりかは安く、そして安心して使うことができる。
特にPDで充電をしつつ、外部機器に繋ぐ際は、USBハブ自体がかなりの高熱を持つので、保証の効く信頼のできるメーカーを選びたい。