Steam Deckを充電出来るサードパーティACアダプタまとめ

Steam DeckのAC純正アダプタのスペック

まずは、Steam Deckの純正ACアダプタのスペックを見てみよう。

純正ACアダプタには、

と記載がある。Steam Deck本体側が適切な電力を要求することで、本体状態に合わせて充電パワーを変えているようだ。

Steam Deckの純正ACアダプタは、45W(15V/3A)となっているが、これはSteam Deckでゲームをプレイしながらでも安定して充電出来るスペックであり、「Steam Deckが充電出来る」スペックではない。

Steam Deckは「USB PD(Power Delivery)」に対応していれば充電だけは可能で、USB type-Cケーブル（両方ともtype-C）であれば、ACアダプタは低電力でも充電は可能だ。

USB-AポートしかないACアダプタの場合でも、充電するケーブル側がUSB PDに対応していれば低速で充電が可能だ。12W程度の出力しかないACアダプタでも、ケーブルさえUSB PDであれば、時間はかかるが充電が出来る。

その意味では、USB PDに対応したUSBケーブルは一本持っておきたいところだが、残念ながらUSB Aからtype-Cに変換するケーブルで、USB PDに対応しているケーブルはかなり種類が少ない。

なお、USB PDとQuick Chargeは別規格なので注意が必要だ。

先程の、USB PDの4つのパワーに対応したACアダプタを探してみよう。

製品名	価格	重量	5.0V=3.0A	9.0V=3.0A	15.0V=3.0A	20.0V=2.25A
Anker PowerPort Atom III 45W Slim	¥2,790	85g	◎	◎	◎	◎
Anker Nano II 45W	¥3,990	68g	◎	◎	◎	◎
Anker 521 Power Bank	¥8,990	200g	◎	◎	◎	◎
バッファロー PD 充電器 45W BSACPD4505BK	¥1,980	90g	◎	◎	◎	◎
エレコム急速充電器 EC-AC13BK	¥2,980	90g	◎	◎	◎	◎

一番コスパが良いのは「バッファロー PD 充電器 45W BSACPD4505BK」で、2,000円未満で純正と同等スペックのACアダプタを追加できる。しかもUSB PD対応のケーブルまでついてくるので、この価格なら買いだろう。

超小型で人気のAnker Nano II 45Wは持ち運びには便利だが、値段が高いのがネックだ。

また、中古で出回りやすいNintendo Switch純正アダプタも意外と狙い目だ。15.0V=3.0Aではなく、15.0V=2.6Aで最大39Wしかパワーがないが、ジャンク品が1,000円未満で販売されることもあるため、あったら買っておいても良い。