Steam Deckに最適なmicro SDの選び方

Steam Deckのmicro SDスロットの仕様

Steam Deck本体に搭載されたmicro SDスロットは、UHS-Iスロットとなっている。

項目詳細
スロット規格UHS-I(SDXC)
読み込み速度(理論値)104MB/s
書き込み速度(理論値)104MB/s
最大容量2TB

そのため、対応するmicro SDのスペックも自ずと決まってくる。

UHS-2以上のmicro SDカードは不要

Steam Deckのmicro SDスロットがUHS-Iになっている以上、UHS-2などの高速なmicro SDカードを使ったとしても、スロットの性能限界のためメディアの速度を出すことはできない。そのため、UHS-2などの高速版のmicro SDを使うメリットはほぼないと言える。

例えば、高速なmicro SDの定番であるSanDickのmicro SDで言えば、転送速度に合わせて複数のグレードがあるが、Steam Deckでの使用だけを考えるのであれば、「Ultra」を選べば問題ない。

グレード規格最大読み込み速度
UltraUHS-I U1100MB/s
ExtremeUHS-I U3160MB/s
Extreme PROUHS-I U3170MB/s

UHS-Iクラスのmicro SDカードの中での選び方

基本的にはUHS-Iクラスの著名メーカーのmicro SDカードであれば、スペックに近い転送速度を出せるため、どのメーカーを選んでも問題がない。

ただし、Amazonや楽天市場で売っている格安な中華系メーカーのmicro SDカードは、プリントだけUHS-Iと記載しているだけで、実物はUHS-I規格に準拠していない場合もあるので注意が必要である。

特に注意したいのが読み込み速度で、Steam Deckはゲームをプレイするという特性上、書き込みよりも読み込みにスペック上の比重が置かれる。

ただ、読み込み速度が速いほど、micro SDカード上に保存したゲームのローディングも早くなることは間違いないが、ゲームによってはストレージの読み込み速度よりも、CPUやGPUなどの計算処理がボトルネックになっている場合もあり、micro SDの性能で大きな差が出ないケースもある。

これを選んでおけば間違いないmicro SDカード

SanDisk Ultra micro SDカード

SanDisk Ultra micro SDカード

コスパと性能のバランスが良い定番のmicro SDカード。Steam Deckのストレージとして使っても問題ないレベルの品質。

Samsung EVO Plus micro SDカード

Samsung EVO Plus micro SDカード

512GBで実売1万円を切るコスパが魅力のサムスンのmicro SDカード。UHS-I規格なので、Steam Deckのmicro SDカードスロット限界まで速度を出すことが出来る。

シリコンパワー UHS-1 micro SDカード

シリコンパワー UHS-1 micro SDカード

コスパNo.1のシリコンパワーのmicro SD。512GBで実売6,000円未満、1GBあたり10円程度という圧倒的なコスパが魅力だ。